無題

まだ戻る場所に戻ってないのね

灯りがついてる


私は歩きだしてるのに





女のが 強いね

無題

思い出さないわけない

忘れたくても忘れるわけない


何年も通った道だもん

何年も住んだ部屋だもの


見ないように通り過ぎようとするけど

つい部屋の灯りを探す


まだ居るのかな

もう居ないのかな



前向いて歩いてるのに

それでも胸が痛む

嫌でも浮かんでくる

一緒に過ごした日々を

無題

前に進みたくて

目の前の流れに身を任せてる



どこまで流れてるんだろう?

小さな流れなのか

大きな流れなのか



大きな船には間違いないけど



何故だろう

躊躇してる私がいる